どうも、オカダです。
今回はブレーキローターとブレーキパッドの交換です。
以前から気になっていたのですが、金額的にも結構高額な事と、技術的にもある程度手順を調べてからやらないと危険なので色々と調べたりしてました。
ブレーキパッドの交換については、片押しのキャリパーの車は交換した事がありましたが、ランエボのようにブレンボで対向のピストンがついている車は交換した事がありませんでした。
ただ色々調べて見るとむしろ対向のピストンのキャリパーの方がブレーキパッド交換は簡単そうでしたので、実施することにしまして、そこまでやるならローターも交換してみようと思い実際にやってみる事に。
という事でまずは、ランエボ8MR(CT9A)のローター交換とブレーキパッド交換に必要な以下のものを揃えました。
準備したモノ
- 新品ローター
- 新品パッド
- ジャッキ
- ウマ(ジャッキスタンド)
- クロスレンチ
- トルクレンチ
- マックガードのソケット
- 輪止め
- ピンポンチ
- ブラゴムハンマー
- S字フック
- M8ボルト
- ドライバー
- スロープ
- ペンチ
- 作業用グローブ
- つなぎ
- ブレーキクリーナー(パーツクリーナー)
- ショップタオル
- 注射器(シリンジ)
- ピストン戻し
今回購入したブレーキローターはこちらです。
FBK(株式会社富士制動機製作所)のゴールドスリットローターです。
調べてみたところ、インプやランエボでも使われている事が多く、価格が安く、性能的にも評判が良くてサーキットでも使用している方もいるためストリートメインで使う私としては必要十分であると判断して、FBKのローターにしました。
また見た目は名前の通りゴールドになっていてカッコイイのと、スリットが入っているのでガッチリ止まる事を期待して購入。
フロント、リアで同じものを使用します。
ブレーキパッドに関しては、予算的にも抑えつつ、ストリートであれば性能的に問題無いであろうという事で、DIXCEL(ディクセル)のES(エクストラスピード)をチョイスしました。
こちらもフロントリアで同じものを用意しました。
そしてちょっと大掛かりな作業になる事を見越して、今回つなぎを購入しましたw
いつもは適当なジーパンとTシャツなどの格好で作業してますが、汚れそうな気がしたので作業用につなぎを買いました。若干サイズミスった気がしますが^^;
作業用のグローブはタフレッドを愛用しています。軍手で作業するよりこちらの方が圧倒的にやりやすいです。オススメです。
さて、早速作業に移ります。
まずはジャッキアップの前にスロープに乗せます。車高調に交換しているため車高が少々低いのでジャッキが入りません。
そのため、スロープも今回購入しました。
スロープに乗せた状態がこちらです。
そしてジャッキアップして、ウマを掛けたら、早速タイヤを外してブレーキ交換開始です。まずは交換前の状態を確認します。
ローターが錆び錆びですね・・・。
最初に今付いているブレーキパッドを引っこ抜きます。そのために必要な道具がこちらのピンポンチ。
少しずつ良い工具が欲しいので、トネ(TONE)のピンポンチPP-02 ブラック φ2mmを購入しました。
このピンポンチをキャリパーの留め具が差し込まれているところに当てて、ハンマーで叩いて押し出します。
ハンマーもゴムとプラスチックが片面ずつついているタイプを購入しました。
外れたピンと金具は失くさないように分かりやすい場所に置いておきます。付いていた向きを忘れないように、そのままの向きでおいておきます。
留め具が外れたらブレーキパッドが見えるので抜いていきます。
がしかし、このブレーキパッドが鬼のように硬くて手では抜けないので、ペンチで気合いで引っこ抜きましたw
どうしても抜けない場合は、ピストン戻しを使って少いピストンを戻してあげてから抜くのが良いかと思います。
次にキャリパーの裏側のボルト19HEXを2箇所外せばキャリパーが外れます。
このボルトはかなり強く締め付けてあるので、私は長さが長いトルクレンチで一気に回して外しました。
ボルトを外したキャリパーはS字フックで車高調のバネに吊るしておきます。S字フックは適当に百均で買ったもので十分です。
続いてローターを外していきますが、キャリパーを外してしまえば、普通に取れます。固着して外れない場合はハンマーで少し叩くと良いと思います。
外れたローターがこちらです。見るからにボロボロです。錆びすぎ・・・。ローターとパッドは捨てます。
廃棄方法ですが、ブレーキパッドは燃えないごみで捨てられました。ローターは古物屋が定期的に回ってくるので回収してもらいます。
ローターを外した状態がこちら・・・。
ボロいのでいつかハブも交換したいです。
それでは、新しいローターを取り付けますが、その前にまずは新品ローターが錆びないように表面に油が塗り込まれているみたいで、脂っこいのでパーツクリーナーで脱脂します。
ある程度脱脂したらローターを取り付けます。ガタガタ動いてしまうので、ホイールナットで仮固定しておきます。
ローターを取り付けたので、バネに吊るしておいたキャリパーを戻していきます。
新しいブレーキパッドを入れる前に、ブレーキピストン戻しツールでピストンを押し戻します。対向でフロントは4podなので全て同時に押し戻してあげます。
写真を撮り忘れましたが、ブレーキのピストンを戻す際は、ブレーキフルードが溢れないように、注射器(シリンジ)を使って、事前にブレーキフルードを抜いておくと良いです。
新品のブレーキパッドを入れた状態です。
ちなみに新品と使い古したパッドの比較がこちらです。
めちゃくちゃ減ってますね。
新品のブレーキパッドを戻したので、留め具とピンを戻します。
これでフロント右側は完了です。
左側も同じ手順で作業していきますが、フロント左の外したブレーキパッドがかなりやばかったです。それがこちら。
ブレーキパッドが分解しちゃってます・・・wwwこれは危ない!!
みなさん、点検と交換は早めにやりましょう。
もう一つ、ホイールのナットを締める際にナットホールをガリッと傷つけてしまいました・・・orz
これ今更気がつきましたが、TE37を履いた時にマックガード買いましたが、ナット径をもっと小さいものにすれば良かった・・・。
RAYSのホイールはおそらくナットホールが小さいんですね。。。勉強になりました。
気を取り直して、リアも作業をしていきます。
まずはタイヤを外したところ。
リアも基本的なやり方は同じです。ピンポンチで叩いて留め具とピンを取って、ブレーキパッドを外します。
リアのパッドは外してみれば分かりますが、実は交換しなくても良いくらい残ってました。でもせっかくなので交換しちゃいます。
リアはサイドブレーキのインナーシューがあり、ローターが簡単に外れない事が多いと思います。私もそうでした。
とりあえずサイドブレーキのレバーを下ろして、それでも外れませんでしたので、ローターについているサービスホールにボルトをグリグリとねじ込んだり、戻したりしながらローターを外すことに成功しました。
ボルトを一気に突っ込んで折れたりしないように注意すると良いと思います。
良いサイズのボルトがなかったので、事前にAmazonでM8×30/P1.25のボルトをポチっておきました。
あとは取り付けを行います。
取り外したローターはやはりボロボロでした・・・長い間おつかれさまでした。恐らく16年間一度も交換されてないはずです。
ちなみに、今回はスリットローターを逆回転で付けてますので、正回転でつけるよりもガッチリとブレーキが効くようになっているはずです。
交換後はブレーキのタッチが全く違いますね。ブレーキパッドの厚みが増したおかげか、かなり手前で効くようになりました。
めちゃくちゃ操作性も良くなりました。そしてかなり効きます!!
良い感じです。
見た目もホイールのスポークの隙間からゴールドのローターが見えてカッコ良くドレスアップできたと思いますし、スリットも入っているのでやってる感も出ていると思いますw
初めてのローター交換作業だったのでほぼ一日作業になってしまいましたが、工具や環境が揃って入れば、それほど難しい作業ではないと思いました。
ただし、ブレーキは命に関わる部品なので、あくまでも自己責任で作業をしていただくことになりますので、ご注意ください。
どんどんDIYでできる事が増えてきて弄るのが楽しくなりますので、やってみたいという方はぜひお試しください^^
ではまた!!