どうも、オカダです。
今日は仕事に関しての話を書いていきます。
私は普段、フリーランスエンジニアとしてネットワークエンジニアの仕事をしています。
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ITエンジニア業務未経験者は、フリーランスエンジニアになるより、派遣エンジニアから始めるのがおすすめ。というテーマのお話です。
目次
未経験者でいきなりフリーランスエンジニアは可能?
ITエンジニアって稼げるイメージありますよね?
現在、ITエンジニアではなく別のお仕事をしていて、転職してITエンジニアを目指そうと考えている人が最近増えている傾向にあります。
ITエンジニアとしての経験が未経験で、いきなりフリーランスエンジニアになってみようかと考える人もいるようですが、未経験者がいきなりフリーランスエンジニアになれるののか?ということについて個人的な見解を書いていきます。
結論から言うと、ITエンジニアの業務未経験でいきなりフリーランスエンジニアは難しいと思います。
ムリではないと思いますが、かなり難しいという意味です。
フリーランスエンジニアの場合は、契約をしてくれる顧客が即戦力を求めている場合が多いです。
大体の業務においては、超凄まじい知識やスキルは実際のところ必要としていませんし、現場によっては、足りないスキルを補うためにメンターとなるような人を付けてくれたりもしますが、基礎知識を教育してくれる事はあまりないと考えたほうが良いです。
契約先との商談の際に持っていくものとして、職務経歴書(スキルシート)を作っていくのですが、ここに記載されている事があなたのできること全てを表すことになります。
もちろん書き切れない項目をトークで伝えるのは良いと思いますが、スキルシートが空欄というのは、印象としてかなり厳しいと思います。
当然、過去のプロジェクト経験が多ければ多いほどいいのですが、もしあまり経験がないのであれば、例えばキャッチアップ力が他人より優れていたり、コミュニケーション能力が高ければ、契約してくれる可能性は大いにあります。
ただやはり、完全に実業務がまったくの未経験というのはキツイかなと思いますね。
フリーランスエンジニアといってもビジネスですから、何も経験がない人にお金を払って契約するのは、企業としてはリスクだし、無駄な予算を使いたくはないので、躊躇して当然ですよね。
未経験者は派遣のエンジニアがオススメ
では、ITエンジニアの業務未経験の場合はどうしたら良いか?
ITエンジニアの業務未経験の方は、まずは派遣のエンジニアをおすすめします。
プロフィールにも書いてますが、私もフリーランスエンジニアになる前は、派遣エンジニアとしてネットワークエンジニアをしていました。
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一応私の場合は、派遣エンジニアになる以前に、正社員としてネットワークエンジニアの仕事をしていたので、完全な未経験からではありませんが、やっていたジャンルが結構違うので未経験に近いところはありました。
いま現在の派遣のネットワークエンジニアの単価を見てみると時給2500円くらいはざらにありますし、実務経験がある方でしたら3000円以上も普通に狙えます。月収で大体40万円以上+残業代くらいですかね。
これ位の給料をもらいながら、実業務経験を増やしつつスキルアップできるので、かなりオススメできます。
オカダが正社員時代にやっていた仕事
私が正社員として勤めていた会社では、ネットワークエンジニアの基礎的な業務である運用・監視業務をやっていました。
未経験の方には何のことか分からないかもしれませんが、ネットワークの運用・監視は非常に大切で、構築されたネットワークを24時間体制で監視して常に正常に安定して利用できるように長期的に維持していく必要があります。
例えば、ネットワーク機器(ルータ、スイッチングハブ、ファイアウォールなど)が故障した際に交換したり、通信ができなくなった場合の、原因調査や、復旧対応などのいわゆるトラブルシューティングを実施する必要があります。
また、新しい業務システムや新しい拠点を作った場合に、既存で運用されているネットワークとの接続性を確認したり、設定変更をする必要があったりするわけです。
これは構築する側のネットワークエンジニアがやるのでは?と思う方もいると思いますが、業務における守備範囲の境界線が難しく、いつも揉めていました。
特に私が務めていた会社は母体が非常に大きな食品大手の会社だったのですが、ネットワークに関しては検証できるよな開発環境がなかった為、基本的に机上で設計したネットワーク機器を、本番環境へ1発で導入する必要がありました。
ポイント
ネットワークの検証環境を作るには、膨大な費用が必要になるので、無い企業が大半だと思います。
ですので、平日も休日も関係なくトラブルが発生しまくります。
ちょっと話がそれますが、次の職場である派遣エンジニアで担当していたのが、証券会社でしたのでいわゆる金融系の顧客です。
エンドユーザのお金を扱ってますので、平日にネットワーク停止などのトラブルなんて起こしたら・・・もう大変なことになります。
金融系の顧客は基本的に厳しいですが、食品系の中でも厳しい顧客はたくさんいました。
その筆頭が物流を担っている拠点の顧客ですね。その当時はトラブルが発生するとめちゃくちゃに怒られました。
その経験が次の職場でも活きたわけですが・・・。
ちなみに扱っていたネットワーク機器のほとんどが、シスコの製品でした。
ポイント
シスコシステムズ(Cisco Systems)は世界最大のネットワーク機器メーカーで、ネットワークエンジニアになる場合は必ず扱うことになるはずです。
他にも今はないですが、Notel NetworksのBayStackとか、Alteonとかもありましたね。BIG-IPとかもありましたが、チームが違ったので当時いじるチャンスはなかったですね。
また、ネットワークエンジニアの登竜門的資格のCCNAは新卒で入社して半年後くらいに取得しました。シスコが出している認定資格です。
正社員のエンジニア時代は年収500万程度だったと記憶しています。
ボーナスは大体5.2ヶ月分くらい出てたので、悪くはなかったと思います。中の上くらいってところでしょうか?
派遣エンジニアでやっていた仕事
正社員の仕事を辞めた理由としては、アメリカに行って起業することだったのですが、プロフィールでも書いたようにビジネスパートナーである友達に裏切られてしまい、お金が無くなってしまったので、派遣エンジニアとしてネットワークエンジニアをやることにしました。
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派遣エンジニアでの仕事はいわゆるプリセールスエンジニアをやりました。
ポイント
プリセールスエンジニアってなに?と言う方のために簡単にご説明しますと、プリセールスとポストセールスというポジションがありまして、営業と、プリセールスのエンジニアがセットでフロントに立って客先に訪問し、新規案件のご提案や見積、受注を行ない、ポストセールスのエンジニアが構築して、運用のエンジニアに引き渡す。と言った流れで一般的に業務分担されています。
ですが、私が行った派遣先(某通信キャリアの会社)では、プリセールスエンジニアがほぼ全部をこなすというマルチプレーヤー部門でした。
結果的に、営業訪問も、提案書作成も見積の作成もやりつつ、実際の提案活動や受注、設計、構築、一部運用も全部やっていましたね。
唯一定常の監視だけは監視する部門がやってくれましたが・・・。
しかも、当初ネットワークエンジニアという事で話を聞いていたのでネットワーク構築の業務がメインだと思っていたのですが、実際はそうではなく、回線、ネットワーク機器、クラウドサービス、モバイル端末など、とにかく何でもかんでもやるような業務内容でした。
シスコのネットワーク機器だけしか触ったことがない私のようなネットワークエンジニアは、慣れるまではさっぱり分かりませんでした。
ですが、、5年間も仕事をさせてもらって、本当に色々な経験をさせて頂いて、非常に勉強になりました。
幅広く商材を扱うことで、色々な業界のベンダーとも付き合いがありましたし、お客様も恐ろしい人もいれば、優しい人もいましたので、結果的には良かったのかなと思います。
普通にネットワーク機器を調達して設計して構築するだけの仕事だったら、今ほど成長してないでしょうし、もしかしたらフリーランスエンジニアになってないかもしれません。
あの経験があったからこそ、今も分からない新しい技術やプロジェクトに対して何も恐れず突っ込んでいけるんだと思います。
お世話になっていた派遣会社
私が派遣エンジニアとして5年間お世話になっていたのは、パーソルクロステクノロジー (私が働いていた当時はパーソルテクノロジースタッフ)です。
仕事探しをしているときにいくつか派遣会社を回って、一番対応が良くて単価も高かったので、ここに決めました。
連絡も取りやすく、営業とアシスタントが一人付くので、連絡した際のレスポンスもアフターフォローも良かったです。
当然かもしれませんがが、給料もちゃんと遅れずに振り込まれますし、残業時間分も全てもらえました。
派遣会社によっては、最初から見込みで40時間分残業代が含まれているみたいな給与体系があったりするので、注意しましょう。
計算してみると結構損することもありますので。
ちなみにパーソルクロステクノロジーは給料日を月1回にするか、2回にするか選べます。
ポイント
月1回の場合
月末締め→翌月20日振込
月2回の場合
1日から15日までの分→翌月5日振込
16日から末日までの分→翌月20日振込
と言ったような感じで選べます。私は月一回にしていました。
ちなみに、2019年の4月からは交通費の支給されるようになりました。これは大きいですね。
私が派遣エンジニアとして働いていた時は、交通費は出ませんでした。
もちろん業務時間内の就業先からお客様先への訪問とかは出ましたが、自宅から就業先のまでの交通費は、出ませんでした。
今は全ての交通費が支給されるのでかなりお得になりました。
これも当然かもしれませんが、有給休暇もちゃんと使えますし、社会保険・厚生年金もあるので、安心です。
派遣エンジニアの当時、年収は大体600万くらいでした。ボーナスや、退職金はありませんが、単価が高いので給料は結構もらえます。
ITエンジニア未経験者や、今現在ITエンジニアでもっと色々な経験を積みたいという方には、派遣エンジニアはかなりオススメできます。
正社員でやれる事が少ないけど、フリーランスになるために、スキルアップしたい!というお悩みの方にもオススメできます。
正社員の様に本来の業務以外の雑務や、個人目標設定など無駄に時間を取られる事もありませんので、本来の業務に集中できますし、良い感じに責任がない事も派遣エンジニアのメリットだと思います。
契約も、3ヶ月ごとに派遣会社から更新確認の連絡が来るので、辞めたければ辞めても全然OKです。
案件はたくさんあるので、気に入らなければ次の現場でさらにスキルアップする事も可能です。
私は一社に留まっていたので、そこに落ち着きましたが、自分が経験してみたい事ができるところに行った方が当然よいとは思います。
フリーランスエンジニアとしての仕事
現在はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。フリーランスとは要するに個人事業主です。
仕事はどうやって見つけて来るのかというと、派遣の時と似たような感じですが、フリーランスエンジニアのための、エージェント会社がたくさんあります。
そこに登録して、仕事を探して契約するというわけです。
お世話になっているエージェント
現在お世話になっているエージェントは、「レバテックフリーランス」です。
電車などにたくさん広告が出ているので、見た事がある方もいると思いますが、フリーランスエンジニアに仕事を紹介してくれるありがたい存在です。
まずはレバテックフリーランスのサイトから登録をして、メールや電話で連絡が来たら、コーディネータとの面談を実施します。
そして、レバテックの会員専用サイトから今出ている案件を見ることができるようになります。
そのサイトから商談したい案件を選ぶか、またはコーディネータから案件の紹介もメールでバンバン送られてきますので、契約内容、金額、期間などを確認して商談するか、しないかを選ぶことができます。
商談する場合はコーディネータが面談の日程を調整してくれますし、お断りするときも全てレバテックが対応してくれます。
実際に商談して、「ここはやっぱりやめよう・・・。」と思った時は、コーディネータからお断りの連絡もしてくれるので、気持ち的にも非常に楽ですね。
商談相手の企業との契約書のやり取りも全てレバテックが代行してやってくれます。
こんな感じで、派遣と対して変わらないですが、フリーランスエンジニアは単価が非常に高いので、大幅に収入を上げることも狙えます。
しかも、レバテックフリーランスは支払いサイト(報酬振込日)が月末締めで翌月15日なので、めちゃくちゃ早いです!
これは超重要ですし、嬉しいですよね。
私が他に登録したエージェントは、月末締めで翌々月末支払いや、本当に遅いところだと翌々月末からさらに2週間後とかありますからね。
貯金がたくさんある方はいいかもしれませんが、私のように貯金ができないような人だと非常に困ります。
ですので、支払いサイトは早いに越したことはないと思います。
ただ、フリーランスは即戦力であることが求められますので、私のように無駄に自信だけある人は良いですが、普通の人でスキルに自信がない人はまず、派遣エンジニアで経験を積んでから独立してフリーランスになるというのが王道でオススメですね。
ITエンジニアで収入アップを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:未経験者はまずは派遣から!
最終的なステップとして、フリーランスや正社員のエンジニアを目指すのはもちろん良いと思いますが、まず業務未経験の方は派遣エンジニアから始めましょう。
派遣エンジニアとして、2、3年実務経験を積みながらスキルアップをすればフリーランスエンジニアとして、年収800万〜1000万超えする事も夢ではありません。
また派遣エンジニアから正社員に転職してキャリアアップを目指す事も可能です。
派遣会社の多くは大手企業の案件を沢山紹介していますので、大手企業での実績を経歴に書けるようになるというのは、非常に大きなポイントになります。
ですのでまずは、派遣のエンジニアから実践してみることをおすすめします。