「ネットワーク運用って評価されにくくない?」
インフラ運用を経験したことがある人なら、一度は感じたことがあると思います。
私自身、新卒からネットワーク運用の現場を経験しましたが、正直かなり悩みました。
なぜなら、ネットワーク運用という仕事は、
「何も起きないこと」が成果だからです。
これは非常に重要な仕事です。
しかし、上司や経営層から見ると成果が見えにくい。
そのため、頑張っていても評価されにくいと感じる場面がかなりありました。
この記事では、実際にネットワーク運用を経験した立場から、
- なぜ運用は評価されにくいのか
- どこが辛いのか
- どうすれば市場価値を上げられるのか
を本音ベースで解説します。
目次
ネットワーク運用の仕事とは?
まず最初に、ネットワーク運用とはどんな仕事なのかを簡単に説明します。
ネットワーク運用の役割は、簡単に言うと、
「ネットワークを安定して動かし続けること」です。
例えば、
- 障害監視
- ログ確認
- 機器監視
- 問い合わせ対応
- 設定変更
- 障害対応
- 保守ベンダーとの調整
などを行います。
一見地味に見えるかもしれませんが、企業のインフラを支える非常に重要な仕事です。
ネットワークが止まれば、業務そのものが止まる企業も少なくありません。
つまり、運用は「縁の下の力持ち」です。
なぜネットワーク運用は評価されにくいのか
では、なぜこんなに重要な仕事なのに評価されにくいのでしょうか。
理由はかなりシンプルです。
成果が見えにくいからです。
開発や構築チームの場合、
- 新システム導入
- 新サービス開始
- 売上向上
- プロジェクト成功
など、わかりやすい成果があります。
しかし運用は違います。
ネットワークを安定して動かすのが仕事なので、
「何も起きなかった」が成果になります。
これが本当に難しい。
運用側からすると、問題が起きないように日々かなり気を使っています。
しかし、それが当たり前だと思われやすいのです。
何か問題が起きた時だけ注目される。
逆に問題が起きなければ、「普通」と思われる。
これがかなり辛いポイントでした。
目標設定がかなり難しい
個人的にかなり苦しかったのが、目標設定です。
正社員時代、毎年のように目標設定を求められていました。
しかし、運用の仕事は本当に目標設定が難しい。
例えば開発系であれば、
- 新機能開発
- 売上向上
- 案件成功
など、目標が設定しやすいです。
しかし運用の場合、
- 障害を起こさない
- 安定運用する
- インシデントを減らす
などが目標になります。
ただ、これらは非常に数値化しづらい。
しかも、頑張っていても「何も起きない」が成果なので、上から見ると見えにくい。
そのため、ボーナス評価などでも不利に感じることがありました。
同期で構築チームや開発部署に行った人たちは、わかりやすい成果を出しやすい。
一方で運用は、地味だけど重要な仕事を支えている。
しかし、その重要性が評価に反映されにくい。
これはかなりモヤモヤしていました。
夜間・休日対応が本当に辛い
運用系でさらに辛いのが、障害対応です。
企業によっては、休日や夜間でも障害が発生すると対応が必要になります。
私自身も、
- 会社携帯を持ち歩く
- 休日に連絡が来る
- 夜中に障害対応する
といった経験がありました。
これがかなり精神的に辛い。
特に長期休暇中でも、「何か起きたらどうしよう」という感覚が常にあります。
完全に気を抜けないのです。
また、障害対応はかなりプレッシャーがあります。
ネットワーク障害が発生すると、企業活動そのものに影響するケースもあります。
そのため、復旧対応には大きな責任が伴います。
しかし、復旧して当たり前。
感謝されることはあっても、継続的な評価につながるとは限りません。
ここも運用の厳しい部分だと思います。
派遣になって働き方がかなり変わった
そんな中で、私が選んだのが派遣エンジニアという働き方でした。
正社員時代の年収は約450万円程度でした。
そこから派遣になったことで、年収は600万円程度まで上がりました。
しかも仕事内容も変わりました。
単純な運用だけではなく、
- 提案
- 要件整理
- PM業務
- 設計支援
など、より上流寄りの仕事が増えました。
そして何より大きかったのが、
「スキルベースで評価される感覚」です。
正社員時代のような、
- 社内政治
- 無駄な評価面談
- 過剰な目標設定
などがかなり減りました。
本業をしっかりやれば評価される。
これは自分にかなり合っていました。
運用経験は決して無駄ではない
ここまで読むと、「運用はダメなのか」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、私はそうは思っていません。
むしろ、運用経験はかなり重要です。
なぜなら、実際の障害や現場を知っているからです。
設計や構築だけしか経験していない人より、運用を知っている人の方が、現実的な設計ができるケースも多いです。
また、障害対応経験は本当に力になります。
現場経験を積んだからこそ、その後のPMやプリセールスにも活かせました。
重要なのは、
「運用だけで終わらないこと」です。
運用経験を土台にして、
- 設計
- 構築
- PM
- クラウド
- セキュリティ
へ広げていくことで、市場価値はかなり上がります。
結論:評価されにくいからこそ市場価値を上げるのが重要
ネットワーク運用は、正直かなり大変です。
しかも成果が見えにくく、評価されにくい。
これは実際に経験したからこそ強く感じています。
しかし、その経験自体は大きな武器になります。
実際、私自身も運用経験をベースに、
- 派遣
- PM
- プリセールス
- フリーランス
へステップアップしていきました。
重要なのは、「今の環境だけ」で判断しないことです。
運用経験を活かして次へ進むことで、働き方も収入もかなり変わります。
まずは市場価値を知るのがおすすめ
もし今、
- 評価されない
- 将来が不安
- 年収を上げたい
- 働き方を変えたい
と思っているなら、まずは案件を見てみるのがおすすめです。
実際に市場を見ると、自分の価値がかなり見えてきます。
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